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通関士Q&A
Q 1: 通関士はどんな仕事をするのですか?
Q 2: 試験に合格しただけでは、通関士になれないの?
Q 3: 通関士の就職先は、どんな会社がありますか?
Q 4: 通関士の収入は、どれくらいになりますか?
Q 5: 現在、通関士は何人くらいいるのですか?
Q 6: 貿易に関する国家資格は、通関士だけですか?
Q 7: 貿易に関する資格は、通関士以外にどんな資格がありますか?
Q 8: 通関手続きとは、どんなことですか?
Q 9: 通関業者って、どんな会社ですか?
Q 1: 通関士はどんな仕事をするのですか?
A:
通関士の主な仕事は、貿易を行なっている会社に代わって、税関から輸出や輸入の許可をもらうための、手続きを行なっています。
この許可をもらうために、輸出入されている貨物の分類と関税、消費税を計算し、申告書を作成、チェックして税関に提出します。一言でいうと、貿易手続きのプロといえます。
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Q 2: 試験に合格しただけでは、通関士になれないの?
A:
はい。通関試験に合格するとともに、通関業者で通関業務に就いている必要があります。
そして、一定の経験を積んだ後で、勤務している通関業者から、税関の長に申請してもらい、「通関士の確認」を受けて初めて、通関士になれます。
このため、個人で独立して通関士事務所を、開設することはできません。
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Q 3: 通関士の就職先は、どんな会社がありますか?
A:
大きく分けて、次の2つがあります。
・通関業者
通関手続きを行なっている会社です。倉庫会社、運送会社、船舶会社、航空会社などで、本業と通関手続きを兼業している会社が、ほとんどです。
・貿易会社など
商社、海外と取引のあるメーカー、貿易会社などです。ただし、これらの会社で、直接、通関手続きを行なっていない場合は、通関士の有資格者であっても、通関士を名乗ることはできません。
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Q 4: 通関士の収入は、どれくらいになりますか?
A:
平均的なサラリーマンよりも、少し高いのが現状です。
一般的に有資格者には、「通関士手当」が5,000〜15,000円程度支給され、営業所の専任の通関士になると、その手当も別に支給される場合もあり、待遇面で優遇されています。
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Q 5: 現在、通関士は何人くらいいるのですか?
A:
平成21年現在で、通関業務を行なっている通関士の方は約7,200名で、通関士以外の方は約8,300名です。
通関士の有資格者は、毎年約100名〜250名づつ増加しています。(通関士試験の合格者は、毎年約700〜2,500名の増加)
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Q 6: 貿易に関する国家資格は、通関士だけですか?
A:
はい、そうです。通関士以外で貿易に関する国家資格はないため、通関業者、商社、貿易会社などでは特に優遇されています。
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Q 7: 貿易に関する資格は、通関士以外にどんな資格がありますか?
A:
通関業務に役立つ主な資格は、次のようなものがあります。
・国際航空貨物取扱士(IATA/FIATAディプロア試験)
・貿易実務検定
・TOELC
いずれも民間資格ですが、評価の高い資格です。詳細は、通関士の関連資格をご覧ください。
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Q 8: 通関手続きとは、どんなことですか?
A:
貨物の輸入あるいは輸出を、税関から許可してもらう手続きのことです。税関から許可をもらうためには、貨物を決められたルールで分類して、その関税額や消費税額を申告、納税する必要があります。
現在の通関手続きは、コンピューター上の情報処理システム(NACCS)で通関へ申告書を送信し、その後、商品明細書(インボイス)を税関に直接、提出することになっています。
これらの通関手続きは、とても煩雑であるため、ほとんどが通関士によって、行なわれています。
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Q 9: 通関業者って、どんな会社ですか?
A:
税関から輸出入の許可をもらうために、通関手続きを行なっている会社です。
現在、通関手続きのみを専業にしている会社は少なく、ほとんどの場合、運送業、倉庫業などを本業にしている会社や航空会社が、通関手続き(通関業)を兼業しているケースが大多数です。
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